遺影は葬儀の当日だけでなく、その後も故人をしのぶよすがとなるもので、最近では故人が遺影にする写真を指定することも増えてきました。何も指定していない場合には、故人らしい表情をしているもの、いい表情をしているものを家族が選びます。以前は改まった服装で真っ正面からカメラを見ている写真が遺影として使われていましたが、現在は笑っている写真が葬儀で使われることがほとんどです。
また、カメラ目線でない場合もよくあります。写真が決まったら、それを葬祭業者に渡して、葬儀用に引き伸ばしてもらいます。ネガやデータがなくても写真があれば加工は可能です。さらに、洋服姿を和装姿に修正するなど衣服を別のものに変えることもできます。