神奈川県内で行われる葬儀の場合、くれぐれも「主」に逆らわないように気を付けてください。実の父親、実の母親などの葬式の席で、その後嫌でも実権争いに巻き込まれなければいけない厄介なお家柄の場合「年寄り」と「子供」のどっちを味方につけたほうが有利なのでしょうか。一つの答えとして「子供をダシにする」という手があります。よちよち歩きが出来る歳の子供がお式に何人か参列していたらしめたもの。未成年の子供はどうしても親や目上の人間に従ってしまいがち。しかも、葬式というものは亡くなった人間のために行われるお式です。まだ先の長い未成年の子供が亡くなったおじいちゃんやおばあちゃんの後を追いたいと感じてしまうようではいけません。式の最中、会場中に響き渡る大声で「葬式に子供をつれて来てはいけないだろう世界の掟だ」「道連れにされたらどうするつもりだ」発言をしましょう。
たとえ、その場の雰囲気がぶち壊しになってもです。お式が終わるまで、何度か大声で繰り返します。さて、式の前半に大声で「子供を連れてきてはいけない」発言をするとどうなるか。貴方を盾にして、貴方の後に子供や就職を控えた若者の列が続きます。次の全体移動の時間に子供が全員貴方の後ろについてきます。大人である発言者が前の順番の人と微妙に距離を置くと、効果はさらに上がります。
微妙を数にすると、パイプ椅子四人分以上程度です。わざと大幅に遅れを取りましょう。短距離走のレースではなく葬式ですから。何か不都合があったら「今日は葬式です」でおおかたのことは片付きます。クドい演出や小賢しい演技は即バレます。やり過ぎに気を付けましょう。こうして発言者に一瞬で「凄味のある大人」というイメージが付きます。
あとは、会場の運営者が勝手に優遇してくれます。たいてい、小さな子供の親は「急な身内の不幸で預ける場所が無く、仕方なく連れてきてしまっている」もの。葬式の後、例えば自分の子供が高熱を出したり、怪我をしてしまったら、どうしても関連付けてしまうもの。子供にとっては祖父、祖母に当たる人間の葬儀の後、高熱を出して小さな子供が苦しんでしまったら、嘆き悲しむのはその子供の親。
式の際に子供を守る行為はその後の実権争いでも何かにつけて「一人で勝ち逃げ」できますので、頭の片隅に入れておくと万が一の時に役に立つことも。
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葬儀ライター柳の葬儀まとめ
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