お通夜や告別式などの葬儀が終わったら、ちょうど一年後の命日に一周忌法要を行います。3回忌以降の場合は平日の場合は、土日にずらすのが一般的ですが、親族の都合が付く場合は命日に行ったほうが良いでしょう。四十九日と同様に故人にとって大切な法要なので、家族や親族は黒の喪服を着て出席をして下さい。
宗派によって多少の違いはありますが、僧侶に読経を依頼して、血縁の濃い人から順番にお焼香をします。お焼香が終わった後は、お墓参りに行き手厚い供養を行います。故人の冥福を祈るために心を込めて手を合わせることが大事です。
お墓参りが終わった後は、自宅や懐石料理のお店を利用して、会話をしながら会食をします。以前は自宅で行うご家庭が多かったですが、現代は働く女性が増えているので、飲食店や斎場などの部屋を利用して、会食を行うのがポピュラーになっています。
一周忌法要を計画している人は近くの寺院に足を運んで、早めに僧侶に依頼しておく必要があります。時間と日程が決まったら、電話やはがきなどで連絡をしておきましょう。葬儀が終わった後も初七日や四十九日法要、初盆なども控えているため、遺族は忙しい生活をしている人が多いですが、故人にとって大変重要な法要なので、心を込めて行うことが大事です。
寺院の檀家になっている人が多いですが、僧侶へのお布施や食事代、お車代、塔婆料なども必要なので、平均的な相場を調べておくと安心です。宗派や地方によっても平均的な金額が違ってきます。