家族、あるいは親族など、懇意にしている人が亡くなられたときに確保する休暇を忌引き休暇といいます。喪主を担う方は葬儀を実行するために、参列者に関しては参列するために休みます。忌引き休暇に関しては、学校、あるいは会社によって取り扱いや認識が違い、申請方法も多種多様です。
さらに、忌引き休暇の後に先生、あるいは上司また、同僚などにどういうことをするべきかわからないという人も多いでしょう。忌引きと言いますのは、家族、あるいは親族など、近親者が亡くなって、喪に服すことを意味します。
社会人、あるいは学生は、懇意にしている方が亡くなられたら、自身は元気で出勤や出席できる状況にあった場合でも休むという印象が強いことから、忌引き休暇と一緒の意味合いでとらえている人が増加していますが、元を正せば喪に服す意味合いであることを覚えておくことが大切です。
喪に服す決まり事は忌服と呼ばれており、かねてから一定期間だけ家に籠って、故人を悼むものでありました。過去には死をけがれとして嫌ったのもあって、忌の文字が活用されたという事です。因みに忌中、喪中は喪に服す期間をさし、忌中に関しては仏式においては49日そして、喪中は1年と定められていますが、ここへ来て長い期間家にこもることはなくなりつつあります。近年では、配偶者が死亡した場合で10日、親なら1週間程喪に服した後、日常的な日々の生活に戻るのが通例です。